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<description> 女体化現代パロ小説だよ、全体を通してひどい閲覧後の苦情は受け付けていません、自己責任で閲覧してくださいカプ描写自体がない人もいるけどグラ刹、ビリスメ、ロクティエ、アレマリ、沙慈ルイ辺りを前提・設定として話を進めているのでいずれかに地雷がある方もご注意「ネッ、ネーナ…！！！」街中で見覚えのある赤い髪を見つけもしやと思い、目を凝らすとそれはやはり妹であるネーナ・トリニティであった。「にぃにぃ…」だが世界
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<![CDATA[ 女体化現代パロ小説だよ、全体を通してひどい<br />閲覧後の苦情は受け付けていません、自己責任で閲覧してください<br /><br />カプ描写自体がない人もいるけど<br />グラ刹、ビリスメ、ロクティエ、アレマリ、沙慈ルイ<br />辺りを前提・設定として話を進めているのでいずれかに地雷がある方もご注意<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />「ネッ、ネーナ…！！！」<br />街中で見覚えのある赤い髪を見つけもしやと思い、目を凝らすとそれはやはり妹であるネーナ・トリニティであった。<br />「にぃにぃ…」<br />だが世界で一番大切で愛おしくかけがえのないその妹の隣には、癖のある髪を一つにまとめ無精ひげを生やし派手なシャツを着た中年がさも当然と言わんばかりにネーナ・トリニティに大量に食糧の入ったスーパーの袋を持たせただずんでおり、兄であるミハエル・トリニティはその様子からこの二人の現在の多種的関係性を一瞬で想像し、血液が一気に沸騰するような感覚の後、一気に体感温度は下がり突然、目の前が歪み見えなくなった。<br />「なっ、おまっ、なんでそんっ、ぅえっ、っっ！！」<br />マジ泣きしているからである。<br />「ぎゃっ、馬鹿にぃにぃこんなとこで泣かないでよ！！！」<br />往来でマジ泣きする今年で２５になる兄を見てネーナ・トリニティは慌てる。そして迷うことなくふさがった両手の代わりにガッ！と凶器の様に鋭利なピンヒールで実兄の足の甲を踏み、別方向からの衝撃を与えることによって声を強制的に止めさせた。<br />「お前さんやっぱ逸材だわ。」<br />その様子を見て後ろで赤髪の中年が呟いた。<br />「っっっっっ～～～～～！！！！」<br />「これには深い事情があるの！！」<br />足の甲をおさえぴょんぴょんと飛び回るミハエル・トリニティにネーナ・トリニティは言い放つ。<br />「アレは夏休みに入ったばかりの頃で…ってにぃにぃちゃんと聞いてる！？」<br />その場にうずくまって動かなくなったミハエル・トリニティの背に酒瓶の入った袋をぶつけながらネーナ・トリニティは聞いた。いや、聞けないだろ、お前のせいで。一連の流れを見ていた周囲の人々は一様にそう思ったのであった。<br />これは西暦２３０７年、ソレスタルビーイングが戦争のない世界を目指し各民族国家郡の紛争行為に対する武力介入を開始した、こととは特に関係ない遡る事３００年近く前の物語である。<br /><br /><br /><br /><br /><br />街中ならばどこにでもあるフランチャイズハンバーガーショップは７月の終わり、夏休みという期間ということもあり、昼時はいつも以上に人でにぎわっておりどの席も若者で埋まっていた。<br />「やばいわ…。」<br />その若者達と同じように昼食と一時的な避暑を兼ねて店に入ったネーナ・トリニティはうつろな瞳でそう呟いた。<br />「なにがだ。」<br />今まさに口に入れようとしていた少し塩の効きすぎたポテトを下ろし刹那・Ｆ・セイエイは目の前の席に座っているネーナ・トリニティのいつもの独り言のようなぼやきに律儀に反応した。<br />「体重がよ。」<br />昼食を取ろうと店に入ったのにアイスティー一つしか注文しなかったのはそのせいか、と合点が行った。<br />先ほども自分のハンバーガーとポテトを恨みがましく見つめられ、食べる…？と聞くもいいわよっ、と不機嫌に言われどうしたものかと思っていたのだ。<br />「昨日、風呂場で体重計に乗ったまま気絶するところだったわ。」<br />「そんなに変わったようには見えないが…。」<br />刹那・Ｆ・セイエイが思うに淡いピンクの爪先でストローを弄びくるくると氷をかき混ぜるネーナ・トリニティはいつもと変わらず容姿だけを取って言えば愛らしい女であり大した変化は見られなかったが、他人から見た変化など繊細な乙女にとってそんなものであろう。<br />刹那・Ｆ・セイエイはじっと上から下までネーナ・トリニティの姿を凝視して、<br />「お前は今で丁度いいと思うんだが。今、何キロなんだ？」<br />どストレートに聞いた。<br />「ぐっ…効いたわ…いい右持ってんじゃない…。」<br />「何がだ、いいから早く身長と体重を教えるんだ。」<br />体重÷身長の二乗で貴様のＢＭＩ値を叩き出し見た目の美しさではなく医学的見地からの正常な体重を提示してやる、と若者のくせに明らかに昼時にいいともではなくおもいっきりテレビを見ている５０代の主婦のような事を言う刹那・Ｆ・セイエイに戸惑いネーナ・トリニティは口ごもる。<br />「そ、それは…。」<br />「それは？」<br />ストローをいじる指を一旦止め目をそらしながら呟いた。<br />「リンゴ２個分よ…。」<br />「それキティちゃんより軽いぞ。」<br />予想外に若い情報でもって５０代主婦は冷静に突っ込んだ。<br />「ていうか乙女にんなこと聞かないでよ、体重とウエストサイズは誰であろうと教えないわ…墓まで持ってくわよ…。」<br />ネーナ・トリニティはそう言うとキッと刹那・Ｆ・セイエイをにらみつける。フーン、あ、そろそろバスの時間だ、といいながら慌てて口にポテトを放り込む刹那・Ｆ・セイエイを見て気づく、<br />「アンタそういえば今まで太ったとか痩せたいとか言うの聞いたことないわね…。」<br />高校からの友人であり５年の付き合いがあるが確か１度もそういう話は聞いたことがない、というかそういったことにこの娘は気を使っているのだろうかといつも思うのだがやはり彼氏がいる余裕なのかとネーナ・トリニティはあのいつもよく分からない形容詞でもって刹那・Ｆ・セイエイを褒め称えるアメリカ人をぼんやり思い出した。<br />ネーナ・トリニティは見目こそ非の打ち所のない美少女であり小悪魔のような性格もその容姿に相まって彼女を慕う男にとって悪い物ではなかったがいつもいつも２つ上の兄の妨害によって付き合うどころかデートすらままならず、周囲の予想に反して年中恋人募集中の看板を掲げているのであった。最近の口癖は彼氏欲しくて死にそう。<br />「ずるいわアンタ…。」<br />あたしの方が可愛いし胸だっておっきいのに…と恨みがましく刹那・Ｆ・セイエイをにらむ。<br />「運動すればいいんじゃないか？」<br />論点は完全に違う方向に行っているのだがネーナ・トリニティの心中など知るよしもなく未だ体重の事を言っているものだと思い刹那・Ｆ・セイエイは言った。<br />「俺はグラハムといつも激しい運動をしている。」<br />塩のついた指先を紙ナプキンで拭いながらさらっと言い放つ。<br />昼間っからそんな話を！お前はすでに結婚して姑との確執も通り過ぎ子供も皆巣立ってあとは定年を迎えた夫との熟年離婚のための離婚調停中の別居準備を控えるのみとなった人生の酸いも甘いも噛み分けた５０代主婦かもしれないが自分はまだ尻の青いナウなヤングなのである、ＫＯさせる気か、軽いジャブから頼む、とネーナ・トリニティの口角の付近が痙攣した。<br />「はっはっは…いいわよね～彼氏がいる人はぁ～～～。」<br />「いや彼氏じゃないんだが…。」<br />「かかか彼氏じゃないのにやってんの！？！？！？」<br />リング床の汗で足がすべり軽いジャブが思わぬ一発ＫＯのラッキーパンチに変化した。<br />「ああ、いつもいつも、俺がいやだと言っても無理矢理。」<br />「無理矢理！？！？」<br />「そうなんだ、もう飽きたといっているのに同じ事ばかりさせて…。たまには種の無人島以外のシーンの再現ごっこもしたいと言っ…ってどうしたネーナ？聞いてるのか？」<br />俺がアスラン役でアイツがカガリ役なんだよいつも、組み手は大分上達はしたんだがいつも背負い投げのシーンがうまくいかなくてな…どうすれば自分より大きい相手をうまく投げ飛ばせるんだろうか…、など説明を続けるもネーナ・トリニティの耳にはとうにそんな言葉は届いておらず加えて変なスイッチを入れてしまったらしく刹那・Ｆ・セイエイは以前は主役機以外に興味なかったんだが最近はバスターとかもかっこいいと思えるようになってきた等、常人には所々ヘブライ語か何かにしか聞こえない言語をふんだんに盛り込んだオタトークをしはじめた。<br />「…つなの…。」<br />「で、やっぱりディスティニーがなーハネは正直邪道だと思うんだが、ん？ツナの？おにぎりでも食べたいのか？」<br />もしくはリボーンにでもはまっているのかと聞き返そうとした瞬間<br />「せつなの昼下がりの淫乱団地妻ぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーー！！！！！！」<br />と叫び店を飛び出した。<br />店員のありがとうございましたーという声を聞きながら１個もあってないんだが…！？と刹那・Ｆ・セイエイは思いつつ、なんだかよくわからないが傷つけたようだ、急いで追いかけなければと慌ててハンバーガーを口に押し込み律儀に紙とプラスチックを分別してジュースの氷も分けてゴミ箱に捨て曲がっていたプレート置き場のトレーもきっちり角に対して９０度に置き直しトイレに寄ってからネーナ・トリニティを追いかけた。<br /><br /><br /><br />「ううっ、なんなのよ刹那のやつ…。」<br />家出少女のように駅前の広場の銅像の前で立ち尽くし目に涙をためネーナ・トリニティは呟いた。<br />数年前までは体つきも態度も少年のようで、自分にとってはどちらかというと友達というよりも弟分のような、そしていざという時は誰よりも頼りになるネーナ・トリニティにとって王子様のようだった刹那・Ｆ・セイエイがいつの間にか女という生き物に変わってしまっているのを感じて失恋してしまったかのような女の嫉妬のようなどちらともいえぬ感情にもやもやとした。その上、自分には生まれてこの方、身近な異性といえばあの兄二人きりで、最近の過保護振りには辟易することを通り越してイライラしっぱなしだった。<br />「もううちに帰りたくない…。」<br />思考どころか言動までも完全にプチ家出を繰り返す少女となりつつあったが残念なことにネーナ・トリニティは今年で２３歳で家出して友人の家に泊まろうが公園に泊まろうが最終的には家に帰るしかない中高生とは違い自分がどうするかは世間的に言えば割と自由ではあったので本当にこれから一人で暮らしてしまおうかなどと考え始めた。<br />やっぱアレか、ギャップ的な要素が私には足りないのかしら、私は見たまま可愛いし性格もいいけどそれじゃありきたりってことなのかしら、刹那みたいに昼は淑女・夜は娼婦的な、ギャップが必要なのね…と一部脚色・フィクション・パロディ・二次創作を含ませた想像をめぐらせていると先ほどまで降りしきる日光で肌が焼けるのを感じてせっかくの美肌が…とぼんやりどうしたものかと思っていたのが、突然、日陰が出来、驚いて顔を上げた。<br />「ねぇねぇお嬢ちゃん、可愛いね、今、ヒマ？」<br />視界に映るのは30代後半か、40代の濃い紺のシャツを着て癖のある赤い髪を後ろでひとつにまとめた笑顔のさわやかな男だった。<br />王子様！！<br />「ひっ、ヒマですヒマです超ヒマです！！！」<br />ホラ見たことか私の魅力をわかってくれる男はやっぱりいるのよ、しかも渋い感じの（お金のありそうな）オジサマよ、同世代の男なんてガキすぎてダメだわ！と脳内で有頂天に盛り上がるネーナ・トリニティ。<br />さわやかな微笑みを湛えたままその男はごく親しげにネーナ・トリニティの肩に手を置きながら話し始めた。<br />「よかったー忙しいかなーと思ったんだけど声かけてみてよかったよ。君ほんと可愛いよね。」<br />「ハイ！よく言われます！」<br />「う、うん？じゃちょっと話聞いて欲しいんで一緒に来てくれる？」<br />「ハイ！」<br />「いやね、ココだけの話、自給の超いいバイトがあるんだわ、しかも安心・安全の優良企業出資店だから初めてでも安心して勤められるってワケよ。」<br />「ハイ！…はい？」<br />「新しい子が彼氏と別れてショックで来なくなっちゃって人いなくてさー参ってたんだよねーオジサン助かっちゃうわほんと雇われ店長ってのも楽じゃねーのよホント。」<br />と肩を抱きながら歩き出すので<br />「オイ待てオッサン！！！！」<br />と腕を振り払い<br />「キャッチじゃねぇか！！！」<br />と渾身のツッコミを入れた。<br />「は？キャッチだよ。」<br />すると赤毛の男もさも当然というように答えるので<br />「ちっくしょーキャッチにゃ用はねーよ！！！」<br />バーカバーカ帰れオッサン、ハゲろ、と２０代の家出女子高生は途端に小学生にまで退化した。<br />「はげっておま…いや、…いいねぇ嬢ちゃん、そんだけ猫被れんならうちでもいい仕事できると思うんだがねぇ。Ｎｏ１になりゃ特別給与も出るんだぜ？」<br />「いーわよ、別にお金なんて欲しくないもん！」<br />欲しいモノくらいちょっとゴネればミハエル・トリニティの懐からポロリである。<br />しかし、顔もいいしいい乳してるし、逸材だよアンタ、と男は言い続けそして<br />「金だけじゃねぇぜぇ、男の思ってる事だって分かるようになるんだぜ？？」<br />「っ！」<br />と今のネーナ・トリニティに言ってはいけないことを口にした。<br />「お？興味ありってか？俺んとこに来りゃ、いい男もいっぱい紹介してやれるぜ？ホステスやってりゃ男の媚び方もわかってくるしよぉ。お前さんだったらよりどりみどりだぜ？」<br />「っっっ…。」<br />心が完全に傾いていたがフッと脳裏に浮かんだのはそんなところでアルバイトするなんてお兄ちゃん泣いちゃう！と自分を心配するミハエル・トリニティ、<br />ではなく<br />『ネーナ。』<br />『ん？何、ヨハンにぃ？』<br />『この求人情報誌は何だ』<br />『え？あっ、ああホットペッパーごっそり持って帰ったつもりだったんだけどま、混じってたみたいねアハハ、しないしないアルバイトはしないわよ、アハハハハハハ』<br />『そうか…忘れるなよ約束…学生のうちは勉強が本分、アルバイトは禁止だ』<br />『わわわわわかってるわよ！！』<br />と、ヨハン・トリニティは恐らくは自分が学生をしながらアルバイトで弟と妹を食べさせていた時の苦労を弟妹にはさせたくないという愛情から妹であるネーナ・トリニティに就学中の労働を禁止していたのだがそのときのヨハン・トリニティの右手には夕食の食卓に並ぶ戻り鰹を捌き終わった血のしたたる包丁が握られていた為にネーナ・トリニティにあまり愛情と言うものを感じさせることは出来なかった。<br />「だ、ダメよ！！！！！」<br />先ほどまで自分の口先にノリノリになりかけていた少女が突然、意識を取り戻したのでほほぅ、なかなかいい根性まで持ってやがる、ますます欲しいなと男は思ったが<br />「殺される！！！！！」<br />と悲鳴のような声で言い出したので、お前がホステスになることによって一体どんな狂ったパーティが始まってしまうのだと一瞬、ポカンという顔になった。<br />「ま、まぁちょっと考えてみなって、ホラ、俺の名刺あげとくから。今日は無理いわねーけど気が向いたら連絡くれよな。」<br />殺される、などと往来で叫ばれあんまりここでしつこく言うのはまずいと思いつつもしかしその程度で諦めていては、とポケットの名刺入れから1枚抜き取り渡すとじゃっ！とヒト科ヒト目ゼンカモチ類の生物の悲しい習性から走り逃げ去った。<br />そしてネーナ・トリニティは呆然としつつそれを受け取り、<br />「えっ…と……『クラブ・イノベイション、店長・アリー・アル・サーシェしゅ』…」<br />動揺のあまり最後の方を若干噛んだ。<br /><br /><br /><br /><br /><br />ピンポーン<br />やはり狙うからにはシロガネーゼよりもヒルズ族のセレブ妻、あ～住みたいわぁ～六本木ヒルズ、とお前いい加減に目を覚ませとカティ・マネキンにたしなめられるスメラギ・李・ノリエガとは特に関係ない、独身男性が都内で一人暮らしするために一般的程度の家賃のマンションにグラハム・エーカーは住んでおり、その部屋のチャイムをいつものようにゆっくりと刹那・Ｆ・セイエイは押した。<br />「………？」<br />普段ならばすぐにドアが開きぺらぺらと実のあるようなないような話を一人で話し続けながら部屋に通されるのだが再び、チャイムを押すも出てくる気配はなく刹那・Ｆ・セイエイは訝しげに目を細めた。マンション内に入り日差しは直接浴びずともよくなったものの相変わらず真昼間の気温は高く蝉は忙しく鳴き続けているというのに早く、涼ませてくれと流れる汗を拭う。<br />「ん？」<br />しばらくどうしたものかと考えているとポストに分厚い封筒が挟まっておりよくよく見るとあまり達筆とは言いがたい文字で「刹那へ」と書かれてあったので何か急用でも出来て手紙を残して出たのだとなんとなく察したが、あきらかに尋常ではない厚さだったのでいつもいつもどうしたらそんなにも人に伝えることが沸いてくるのだろうか自分には見えないものでも見えているのだろうか、ニュータイプなのだろうかと口数の少ない刹那・Ｆ・セイエイは呆れるのだが律儀な性格から一応目を通しておかなければ、とポストから封筒を引っこ抜き、開封した。<br />『拝啓　刹那・Ｆ・セイエイ殿～～～～』<br />すると予想した通りいつもの愛という単語をふんだんに用いた内容の話が延々書きつづられており、律儀な性格の割に大雑把な所がある刹那・Ｆ・セイエイはよし、終了、と紙の束を封筒に戻しもせず元のポストに突っ込んだ。<br />「帰るか…。」<br />いないならいないでメールで連絡すればわざわざここまで来なくて済んだのに、とブツブツいいながらマンションの一室から立ち去った。<br /><br />すると風で中途半端に入りきっていなかった手紙の最後の1枚が飛ばされひらひらと地面に落ちて<br />『ということで私は急な出張でしばらく帰って来れない、それと携帯を昨日、風呂場に落としてしまって修理も出張から帰って来てからということになるので連絡も取ることが出来ないがさみしがることはない、私の心はいつだって君のものだ（以下略）愛が二人を（以下略）心が砕けることはなく（以下略）理性なんて押し倒して（以下略）心揺らす言葉より無責任に抱いて限界（以下略）（以下略）（以下略）　君のグラハム・エーカーより』<br />という刹那・Ｆ・セイエイに伝えるべく作成した文面をマンションに住むハトが読んで失笑、オイみんなちょっと見て見ろよマジキメェんだけどｗｗｗなになにってオイ603号室の外人じゃねぇかｗｗやっぱアイツヤベェよなｗｗｗｗと本人の知らぬ所で鳥類に読まれディスられていたのだが肝心の刹那・Ｆ・セイエイの方はグラハム・エーカーの外出の理由など知るよしもなく、およそ二週間後にこの時に手紙を読んでいればと大いに後悔することになるのであった。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />数日後<br /><br />（どうしようかなぁ…）<br />あの時、駅前でアリー・アル・サーシェスから貰った名刺の電話番号を何度も何度も眺めすぎて暗唱できるほどになっていたネーナ・トリニティはううーんとうなる。<br />そしてそんな低い机に突っ伏して動かないままのネーナ・トリニティにどうした、と声をかけるティエリア・アーデは片手にペットボトル、もう片方の手にはスナック菓子を抱えネーナ・トリニティに近づくと頭と背中にわざとらしく乗せた。<br />「やめてよもー…。」<br />「無視するからだ、具合でも悪いのか。」<br />口調はいつも通りツンツンしているが心配しているのだろうとティエリア・アーデにいや、別に、ただの夏バテよ！ととりあえずの言い訳をしておく。<br />「嘘をつくな、聞いたぞ。ダイエットしてるんだろ？食事制限も過ぎると毒だ。」<br />とドサッと目の前にスナック菓子を置いた。途端、ぐぅと腹の虫がなくのを感じ、こんなに心配してもらってるんだから今日くらいは…☆と「必殺・アンタがそう言うから」でうん、ありがと…と菓子の袋を開けようとすると目の前でスッと取り上げられ<br />「あ、おいこれは食べるなよ、こういうの食べるくらいなら野菜とかちゃんと食べろ。」<br />とドＳ、としか言いようのないことをされてさてはお前心配してないだろ、と目の前のアイデンティティ集合体であるメガネを奪い取り無個性にしてやりたくなった。<br />しかしそんなことを考えられているなど知る由もなくティエリア・アーデはメガネを奪ってもまだ残っているアイデンティティ・ドＳのスキルでネーナ・トリニティの隣に座り、ペリ、と袋を開けボーっと雑誌をながめながらぽりぽりとスナック菓子をかじりはじめた。ネーナ・トリニティはその様子を見つめ<br />（コイツもコイツでダイエット知らずだしあの顔はいいけど幸の薄そうな男がいるし…）<br />再び、数日前、刹那・Ｆ・セイエイに対して抱いた劣等感が沸きあがり始めた。<br />ごく親しい仲でよく3人でつるんでいたというのにどうして自分だけが、むしろ自分が一番進んでいて当然というようなポジションだというのにこれはどういうことだと完全に家に帰ったらもうあの電話番号に掛けるどころではない、直接勝負服に着替え履歴書を持って店まで押しかける算段が出来上がってしまっていた。<br />「やってやるんだから…。」<br />「は？何が？ダイエットの続きか？」<br />聞き返すも完全に目が星一徹になっていたネーナ・トリニティに野球用語意外の言葉が伝わることはなくティエリア・アーデは不思議そうな顔をするばかりだった。<br />「どうしたんだ、コイツ？なんかおかしいぞ」<br />そして先ほどから微動だにせずしかし指先だけは正確に動かし続け、プラモのニッパーで切った後の部分を人間国宝の顔をしてやすりで削り続けている作業をしていた刹那・Ｆ・セイエイに声をかけた。<br />「ん？ああ…そうだな…3、４日くらい前からどうも様子がおかしいんだ。」<br />一旦、手を止めネーナ・トリニティの方を向きなおす。<br />あの時、ハンバーガーショップから飛び出したネーナ・トリニティを追いかけ見つけると、駅前で呆然と立ち尽くしている様子で「あーこんなにも労働意欲があるのに働けないなんてこんな世界…私はやだね…」と続く雇用問題に一石を投じるようなことを言っていたので、出馬するかテロリストになるか悩んでいるのか、だがその前にとりあえず今度の投票で思うところに入れるといい、と、引きずるように電車に乗せ家路についたのだ。<br />「フーン…3，４日前ね…まぁ、おかしいと言えばお前もおかしいんだがな、刹那。」<br />とティエリア・アーデに言われ、刹那・Ｆ・セイエイはギクリとした。<br />確かにここ数日、いつもならば嫌というほどに送られてくるグラハム・エーカーからのメールが１通もなく、刹那・Ｆ・セイエイは少し戸惑っていた。（ガンダムの話以外）一々目を通すのも返信するのも面倒で仕方がなかったのだがなければなかったで妙に落ち着かず５年と言う月日ですっかり習慣と化していたことがなくなるのはどうにももやもやしていたようだった。<br />「そ、そうか…？おかしくは、ないだろ。」<br />若干、顔をひきつらせつつ言うも<br />「いや、変だ。」<br />とバッサリと切り捨てられうう、と口ごもった。これでは自分がまるであの男にメールして欲しいみたいではないか！とドキン…とはならず洗脳されている！とゾクリ、と悪寒が走った。<br />「変だと思うぞ、その服の組み合わせ。上がポロシャツなら下は普通のジーンズじゃなくてスカートかショーパンの方が可愛…ってオイ、刹那聞いてるのか？」<br />「いいやおかしくないね…俺は至って普通…普通だ…。」<br />とネーナ・トリニティと共に遠くに行ってしまっておりティエリア・アーデの声が届くことはなかった。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /> ]]>
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<dc:creator>藤森</dc:creator>
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